ぽこちゃんと過ごした16日間

初めての妊娠が子宮外妊娠でした。その時の記録。

水天宮にお参り

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今日は水天宮にお参りしてきました。

最初は御朱印帳目的で、どこのが可愛いかなーとかネットで見てたんですね。

そしたら四神のデザインでホワッとした水天宮の御朱印帳が気に入ってしまって。

このタイミングで水天宮に惹かれるとは…と不思議な気持ちになりました。

水天宮って、安産祈願で有名な妊婦さんたちの聖地だったんですね。戌の日の土日だったら心が折れる体験だったんでしょうが、平日の夕方だったもんで全然混んでなくスムーズにお参りできました。

カップルを2組見たくらいだったかな?

手水舎でお清めをして、河童さんを撫で、子宝犬を撫で、参拝してきました。

紫の紐の鈴を鳴らしてきました。

ぽこちゃんに会えたことへの感謝、たしかにぽこちゃんがいたこと、その時間がとても幸せだったこと、天国ですこやかに過ごしてほしいこと、またお父さんとお母さんのところに戻ってきてほしいこと…彼の分も頼まれてたので2人分、たくさん気持ちを伝えてきました。

まだまだぽこちゃんのことを考えると涙が出てきますが…ぽこちゃんのことはずっと忘れないから…ありがとう…ということは絶対伝えたかったから。

またぽこちゃんがわたし達のところに来てくれるよう、子授け守と絵馬を頂いてきました。

子授け守は、紙に女性の名前を書いて出すのですが、そうすると明日祈ってくれるようです。効果がありそうです。ありがたいですね。

お米も頂いたので、明日ご飯炊くときに一緒に炊きましょうかね。

御利益ありますように…。

復職まであと1週間

昨日で退院して1週間。診察では問題なかったけど、まだ子宮内には血液があってまだ出てくるでしょうと言われてガッカリ。日曜日から旅行なんですが…温泉なんですけど…しょんぼり。まぁ傷もあるから共同の風呂には入れないのは仕方ない。部屋の風呂を満喫するしかない。

来月末の診察でHCG下がるまでは夫婦生活はダメです、って言われちゃった。そうなんでしょうけど。来月末って先長くないですか?ちゃんと生理来るのかな?排卵するのかな?不安なことばっかり。

あ、出血止まったらエッチはいいんですよね?って聞けなかったなぁ…。

 

来週から復職することに決めた。少し歩くと筋肉痛になるし、急に立つと立ちくらみするし、体力なくなったな。少し散歩したり身体を慣らしとかないときっと使い物にならない。笑うとお腹に響くけど、あと1週間したら何とかなってるといいな。

夜も早く寝ないと朝起きれないし、このだらだらした生活を改めないと。傷病手当や保険の書類のこともやっとかないとだな。そう考えるとあと1週間のお休みなんてあっという間だね。

子宮外妊娠 術後3日目 退院

朝の発熱もなく、採血、退院前診察の結果、5月16日退院となりました。

退院前に上司のところに寄ったり、病棟に寄ったり。しばらくお休みしますけど、皆さんよろしく、という気持ちで。私の仕事も代わりにやってくれるということで…もう心置きなく休むことにします。自分のことだけ考えます。

退院日は彼が朝帰京しお迎えに来てくれました。荷物を持ってくれたり、労わってくれた。13日は、外来後に美味しいものを食べようと言っていて食べられなかったので、今日こそおいしいものを食べようとデパートのレストランに行きました。初めてのお店、とってもおいしかったな。健康でいなきゃ。健康が一番だね。

ゆっくりゆっくり歩いて。彼も合わせてくれた。家に着いた時にはホッとしました。

 

入院中はいろんな人にお世話になりました。親や彼はもちろん、先生や看護師さん、他のスタッフの方。職場のみんな、上司の方々。心配もたくさんかけました。患者さんの気持ちが分かったことは、これからに生かしていきたいと思います。

子宮外妊娠 術後2日目

夜中のつらさはどこへ行ったのか。漢方薬を飲み始めてからお腹の動きもよくなり、痛みも引いてきたせいか昨日より歩けるようにもなり。さらにマグミットも飲むようになったら。お腹の調子ばっちり。復活した。

DSしたり、病棟まで行ってみたり。何となく余裕が出てきた感じ。

性器出血は続いていて、拭くとつくのとナプキンにもつく。でも生理何日目、っていう感じ。2日目、3日目ではなさそう。

シャワーも入れたし。常食にもなったし。

ただ発熱は38℃まで出ることもあり。でも先生によると手術の後は出ることがあるみたい。抗生剤の点滴を1日延期して様子を見ることになりました。

先生が、「右卵管だったよ。卵管峡部だったよ。」って教えてくれた。卵管峡部、一番狭いところ。あともうちょっとで子宮だったのにね。もう少し通りやすい卵管だったらよかったね。ごめんね。

子宮外妊娠 術後1日目

何となく夢を見た。胎児が出てきた。赤ちゃんの形にもなっていない、2頭身、3頭身くらいの胎児。それを彼にラインしたら、「ぽこちゃんお別れを言いにきたんだね」って。きっとそうだね。私は夢で家族を見ることってとても少ない。大好きなばあちゃんも、亡くなってから3回くらいしか見ていない。ぽこちゃんは翌日に会いに来てくれた。なんていい子なんだろう。ぽこちゃん、あなたに会いたかったよ…。一緒に生きていきたかった…。

 

夜中、ずっとお世話してくれた看護師さん。優しく声をかけてくれてありがとう。とても安心しました。そんな感謝の気持ちでいっぱいの朝でした。

そして朝食。流動食でした。重湯に海苔の佃煮をかけて。牛乳も今までの人生で一番量が多く感じたし、おいしかった。食欲がある。よし。

朝、知り合いの看護師さんが身体を拭きに来てくれた。陰部洗浄され、バルンチューブを抜かれ(動くつもりだったから抜いてほしいとお願いした)、パンツにナプキンをセットしてくれ履かせてくれた。本当に申し訳なかった。恥ずかしかった。でも相手は仕事、きっと何とも思っていない。そう思って乗り切った。

痛みはあるが動かないといけない。そう思って電動ベッドを駆使し端坐位になった。電動じゃなきゃ起き上がれなかったな。看護師さんに付き添ってもらい、トイレ歩行し排尿もできた。うん、私頑張った。そして元の産婦人科病棟へと歩行で移動した。

産婦人科の先生が来てくれた。「もう歩いてきたの?!昨日手術してよかったよ」って声をかけてくれた。そっか、昨日手術してよかった状況なんだ。まあ、Hcgも4700まで上がっていたからそうなんだろうな。

この日はほぼ寝て過ごした。トイレに行くのは割と大仕事。傷よりも中が痛いんだな、と思うようになった。座ったり力を入れると、恥骨のあたりが刺されるように痛い。先生に聞いても、そういうもの、と。我慢して動くしかないんだな。

排ガスは日中何度かあったし、転床後排便もあったから安心していたけど、夜になるとぱったりとガスが出なくなった。どんどんお腹が痛くなってきて。ガスがたまってると傷やら中やら圧迫してすごくつらい。夜勤の看護師さんにも相談し、漢方薬を早めに飲むようにした。明日の朝からだけど。トイレに行くのも大変。痛みと吐き気で本当につらい。術後イレウスでNGTが入るところまで想像した。

まさかの緊急手術 2017/05/13

彼も休みだったので、退院後診察にお付き合いいただく。痛み止めを飲んでいれば身体はいたって普通。気持ちは高ぶってて、彼に噛みついてしまうことが多く、自分でもつらかった。Hcgが下がっているのが当然、と言わんばかりの気持ちで採血を受ける。その待ち時間の間に彼と雰囲気が悪くなり、彼は売店に行ってしまった。後で聞くと、モードの入っちゃってたから距離を開けたほうがいいと思ったとのこと。その間に私はこれから緊急手術だよ、今日は帰れないよ、って話を聞いていたのに…!

採血の後、診察に呼ばれる。「Hcg上がっちゃってるんですよ」

え?そうなんですか?え?なんで?子宮外妊娠ってこと?もう、涙が出そうでした。きっと目は死んで、不安そうな顔全開。

「これから手術の手配して腹腔鏡手術します。土曜なので、どのくらいで手配できるかわかりません。病棟が準備でき次第入院になります。まずはレントゲン撮ってきてください」

あぁ、なんで…。なんでこんなことになったんだろう。昨日の手術は?ぽこちゃん、まだいたんだ…。元気に育ってほしかったぽこちゃん。今は、なんでまだお腹の中にいたんだろう?なんて思ってしまっている。卵管がなくなるんだ、妊娠の可能性がさらに減る。ぽこちゃん…。どうして子宮に着床できなかったの?私の身体はなんてダメなんだろう。

彼に何度もラインを送る。放射線科入り口で彼に会い、事情を説明。涙があふれてきた。

その後産婦人科外来に戻ると、入院の準備ができた、と病棟に案内された。

個室が準備されていた。部屋に入ると、手術の説明、同意書にサイン。着替え、ルート確保、臍処置、と瞬く間にいろんなことをして時間が過ぎていった。

親には妊娠のことは話していなかった。今日はどうしよう…。とりあえず緊急手術をすることになったとだけ連絡した。今日は彼がついていてくれるから、来なくていいよとも話した。心配させてるな…って電話を切る直前から涙が出てきた。

彼はまた明日から実家に行かなきゃいけない用があって、明日明後日と面会には来れない。今日手術後に荷物を取りに行ってくれることにはなった。心細い。毎日会いたいのに。用事は仕方ないけど、毎日一緒にいてほしいよ。そんなことを話していたら、何となく硬い雰囲気になってしまい…。

あっという間に手術室入室。昨日もここ歩いた。おんなじ。違うのは今日は彼がいること。看護師さんがいるから、「じゃあね」っていうのが精いっぱいだった。本当はハグでもしたかった。

昨日と同じ部屋。ついてくれる看護師さんと先生は違うけど。またコンタクトしてきちゃった。手術台の上で外させてもらう。酸素の出ているマスクを口の近くに置かれ、深呼吸を促される。「これから注射していきます、身体が重くなりますよ」と言われると、本当に体が重くなり「重くなってきました」と言って記憶が途切れた。本当にさようなら、ぽこちゃん…。

手術後

目が覚めるとまだ挿管チューブが入っていて喉と呼吸がたまらなく苦しかった。なんでこんな状況で起こすのか。いや、起こすって言ってたけど、すっごくつらかったよ!

ベッドへ移るのも、太っていて人に迷惑をかける意識が強い私は自分で動こうとして先生たちに止められてしまった。昨日はわからないながらも動けたのに。今日は全然だめだ。

先生が、「右卵管にいたよ」と教えてくれた。さすがに今日は組織を見ることはなかったけど。痛いのと、ホッとしたのか何なのか、声は出なかったけど泣いた。涙がこぼれた。

手術室からHCUまで「お腹痛い」しかしばらく出てこなかった。傷が痛いのか、中が痛いのか、わからなかったけどとにかく痛かった。アセトアミノフェンの点滴、ボルタレン座薬、ソセアタ点滴…順々にすべて使いました。

両親がHCUに面会に来てくれた。そして病名は彼が伝えてくれた。子宮外妊娠です、すみません、と。すまなくないのに。両親は「悪い病気じゃなくてよかった」なんてのん気でした。

彼は面会時間が終わるまでずっと付き添ってくれて、手を握っていてくれました。手術後、指先が冷えてしまって冷たいと言ったらずっと握って温めてくれた。反対の手、と言ったらそっちも温めてくれた。面会時間終了後、荷物を取りに行く時には、ギュってハグしてから離れていった。ありがたかった。本当に支えです。そして22時ごろ荷物を持ってきてくれ、自宅に帰っていった。

この日の夜は結局痛くて、眠りも浅く断眠でした。寝返りもできないし、乱れた病衣もなかなか直せないし。しんどい夜でした。

子宮内膜掻爬手術当日

結局昨日は空きベッドがなく、12日の入院となった。彼は仕事のため、駅でお別れ。入院窓口があくまで、入室時間が決まるまで、入室までの間、逐一ラインで報告した。

今日は流産手術の人が私を含め3人いた。パートナーと来てる人、パートナーとご両親も来ている人。私だけが一人だった。ちょっと寂しかったけど、昨日手術の説明に来てくれた看護師さんも一人で受けたって言ってたから、それを励みにした。彼にはラインで寂しい寂しいと言ってしまったが。

あとさみしかったこと。入院申込書に緊急時連絡先を書くときに、彼を書けないこと。何かあったら血縁者に連絡をするから。夫でも内縁関係でもない彼は連絡先になれない。万が一私に何かあっても彼に伝える術はない。逆に、彼に何かあっても私に知らされることはない。法律で保障されている関係かそうじゃないか。大きいことなんだ。

 

私の前に緊急帝王切開の人がいて、その次になりますって言われていた。着替えて、買ってきたものを渡し、点滴をして。でも案外早く。。。10時25分入室と決まった。

またぽこちゃんと会えるように、子宮の中をきれいにしてもらう、という心境だった。彼も、「いったんさようなら、ぽこちゃん。お母さん、お医者さんにきれいにしてもらうからね」ってラインをくれた。

手術室までは点滴台を押して歩いて行った。いつも歩く病院の中も、違う景色に見えた。入ったことのほとんどない手術室。キレイだな、広いな。手術台に寝ると、周りが手際よく準備を進める。点滴での全身麻酔なんだろうなと思っていたけど、マスクをされ深呼吸をしてくださいね、徐々に麻酔が効いていきますからと言われた。いつまでたっても効かないな、いつ麻酔されるんだろう、と思っていたら、手術が終わっていた。眠りたいのに眠れない時の感覚と似ていたかもしれない。

先生が滅菌カップに入った掻爬した組織を見せてくれた。赤い塊がたくさん入っていた。「きっとこれだと思います」というようなことを言われ、あぁ、ぽこちゃんは子宮の中にいたんだなと思い安心したのを覚えている。「痛い?安心した?」と言われ、安心した、とうなずいた。

術後はお腹が重い生理痛のように痛み…頓用のボルタレンを飲ませてもらいました。割とすぐに痛みは引いて行った。

つらかったのは…やはり産婦人科病棟。赤ちゃんの声が聞こえること。みんなは幸せの中にいて、私はぽこちゃんとお別れした。この幸せを彼と味わいたかった。ぽこちゃんのいないお腹が痛いのがつらかった。

書類と退院処方をもらい、無事に退院した。退院後の外来は翌日だった。

私は麻酔に強いのか、飲水テストも歩行テストも問題なく。タクシーで帰ろうとも思っていたけど、駅チカで買い物もし電車で帰ることができた。家に帰ると疲れたのか何もする気力がわかず、寝ながら彼を待ち、お疲れさまと言われながら就寝した。痛み止めのおかげで、そんなにつらくない手術当日だった。トイレに行くたびに鮮血がつくけど、大出血という感じもなくこんなものか、と思うほどだった。